メンテナンスフリーで長くキレイな庭空間を実現できる人工芝。ここでは、人工芝のお庭を検討している方へ、気になるポイントをまとめました。メリット・デメリット、費用相場、耐用年数、メンテナンスの方法など、ぜひチェックして理想のお庭を実現して下さい。
美しい芝を保つために、天然芝は季節ごとに異なる手入れが必要です。では人工芝は?それぞれの時期でのメンテナンス方法をわかりやすくご紹介します。
人工芝は季節ごとの手入れは必要なく、気が付いた時にサッと手入れできるのが特徴です。落ち葉やごみを掃除機で取り除くことが基本のお手入れ方法になります。冬でも葉が枯れることがないため、一年中青々とした美しい庭を保てます。
人工芝のメリットは、なんといっても手入れが簡単なこと。ごく普通の掃除やメンテナンスだけで、一年中青々としたお庭を維持することができます。
天然芝より費用がかかる点がデメリットですが、しっかりした業者に依頼すれば、10年ほどは雑草に悩まされずキレイな景観を保つことも可能です。DIYでも施工は可能ですが、下地処理をしっかり行う必要があるため、技術のある施工会社に依頼するのがおすすめです。
人工芝の施工費用は「人工芝の費用+人工芝以外の材料の費用+施工費用」で決まります。DIYの場合は、施工費用がかからないため、人工芝や材料費だけで済むでしょう。
編集チームの調査によると人工芝の費用相場は、1㎡あたり2,000~6,000円です。材料費は、1㎡あたり700円〜1,500円程。施工費用の相場は、1㎡あたり3,500~7,000円なので、トータル1㎡あたり10,000円前後と考えると良いでしょう。
料金の安さだけを追求せず、10年先のトータルコストまで考えて製品・施工方法を選ぶのがおすすめです。
近年は多くの製品で水はけが良くなっていますが、安価な製品などでは水はけが悪く、カビや虫などトラブルの原因になってしまいます。また、いくら人工芝自体の水はけが良くても、地面の水はけが悪いと、やはり水や汚れが溜まってしまいます。
水はけの悪い場所に人工芝を施工する際は、土を入れ替える・整地する・勾配をつけるなど、施工前にしっかり下地処理をする必要があるので注意して下さい。
以前は2~3年でダメになってしまうものも多かったのですが、最近では、家庭用でも10年以上持つものも少なくありません。
使用状況によっても耐用年数は大きく変わりますが、人工芝を長持ちさせるために大切なのは、施工の際に下地の処理をきちんと行うこと。きちんと整地をした上に施工をしないと、人工芝が剥がれたりカビや虫が発生する原因となります。DIYでも施工できますが、技術を持った業者に依頼するのがおすすめです。
人工芝を敷いても、雑草が生えてくることはあります。防草シートが破れていたり、人工芝や防草シートの継ぎ目に隙間があると、そこから雑草が生えてきます。また、どんなに専門業者が丁寧に施工しても、風や鳥、猫などが雑草の種を運び込んで発芽することも。
雑草を生やさないためには、下地処理をしっかり行うことが大切です。トータルコストや手間を考えると、やはりプロに依頼するのがおすすめです。
熱に弱い人工芝でのBBQはおすすめできません。油で芝が汚れ、変色したり硬くなったりするためです。BBQをする場合は、燃え広がりを防ぐ難熱性の人工芝を選び、その上に防火シートを使用するなどの工夫が必要です。コンクリートやレンガなどで調理スペースを設けておくこともおすすめです。もしも芝が汚れた時は、水や中性洗剤で拭いたり、洗い流したりしてお手入れをしましょう。
人工芝でBBQ楽しむために
知っておきたい5つの対策
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バルコニー敷く人工芝は、水はけが良いものを使用しましょう。コンクリートなどの床は水を吸収せず乾きも悪いので、雨水やほこり、落ち葉などがたまり害虫やカビの発生につながります。放置しておくと人工芝をいためてしまう原因にも。水はけのよい人工芝は穴あきタイプや、不織布タイプがあります。市販のすべての人工芝が水はけが良いとは限らないので、良く選んで購入しましょう。
バルコニーに敷く人工芝はDIYも可能ですが、床を傷つける恐れもあるため注意が必要です。不安な方は一度専門の業者に相談されることをおすすめします。
天然芝は自然のものであるため、中にはアレルギー症状が出る方もいます。では人工芝はどうでしょうか。人工芝でアレルギーはまず出ませんが、ラテックスアレルギーを持つ方はやや注意を必要とします。また、品質の高い人工芝は、お子さんやペットが裸足で歩いても大丈夫。天然芝のようなふわふわとした肌触りを特徴とし、思わず寝ころびたくなります。試してみたい方は、無料サンプルを請求できる専門業者に問い合わせて、購入前に確かめておかれることをおすすめします。
水はけの悪い場所や湿度の高いところは、人工芝にカビが生える可能性があります。人工芝にカビが生えないようにするには、設置場所の水はけを良くするために、傾斜をつけたり定期的に清掃を行ったりするのが大切なポイントです。他には、抗菌・防カビコーティング済みや、水はけ用の穴が空いている・多い人工芝を購入するのが重要です。
人工芝の耐久性は高いので、タイヤで接地するところに敷いても継続的に利用できます。ただし、他の場所に敷いている人工芝と比較して傷みやすいので、人工芝を長持ちさせるには、駐車場の目地や車を停めているスペース以外のエリアに敷くのがおすすめです。
ここでは、人工芝に虫が湧いてしまう原因と、虫を寄せ付けないための対策について紹介します。
人工芝に虫が湧くのは、施工前・施工後の環境それぞれに原因があります。設置前に清掃・整地、下地材・防草シートを使用し、設置後は手入れや近くの植物への虫対策など行うことで虫が湧くのを防ぐことができます。
ここでは、人工芝への雪の影響と除雪方法などを解説します。人工芝は数cm程度の積雪が年に数回程度であれば、雪が解けるまで放置しておいても問題ありません。
ただし積雪量が多く、その状態が冬の間ずっと続くような豪雪地帯では少し注意が必要です。豪雪地帯では芝への負担を軽減するために、適切な方法で除雪したほうがよいでしょう。
人工芝を自分で設置した場合の失敗例について紹介。例えば「でこぼこができてしまった」「人工芝の間から雑草が生えてきてしまった」「人工芝のつなぎ目に隙間ができてしまう」などさまざまな失敗例がありますが、どのようにすれば防止できるのかといった対策についてもまとめています。これから人工芝を敷いてみたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
人工芝を自宅や建物のベランダに敷くことで、素足で出入りできるリラックススペースを作ることが可能です。人工芝をベランダに敷いて快適さを高めた事例や、ベランダへ人工芝を敷く際の注意点などについてまとめました。
自宅の庭やスペースへ人工芝を敷くことで、愛犬が自由に走り回ったり遊んだりできるドッグランを作れます。ドッグランを作る際に注意したいポイント(クッション性や安全性など)についても解説。ペットに優しい人工芝の使い方上級編です。
学校の校庭やスポーツ練習場などのグラウンドへ人工芝を導入することで、練習中のケガリスク軽減や試合本番の感覚で普段から練習できるといった様々なメリットが得られます。
グラウンドへの人工芝の設置事例やポイントをまとめました。
ガーデニングの楽しみ方の1つとして、あえて天然芝でなく人工芝を活用することでデザインの幅を広げるといった方法もあります。
ガーデニングへ人工芝を取り入れた事例や、人工芝をガーデニングへ活かすためのコツなどを紹介しています。
人工芝を自宅に設置することで、パターゴルフ場やグリーンを作ることもできます。
自分の好きなタイミングでパッティングの練習を行える他、庭の手入れも簡単になるなど、人工芝を使ってパターゴルフ場を作るメリットがあります。人工芝で自宅にパターゴルフ場を作るポイントをまとめましたので参考にしてください。
※「人工芝 業者」とGoogle検索し、上位表示される26社の人工芝業者を調査し、「雑草なしのキレイな庭にしたい」「庭をオシャレに作り込みたい」「パター用の練習場にしたい」という3つの要望に合う特徴を持ったおすすめの施工業者をセレクトしました。(2021年5月11日時点)