人工芝は主に合成樹脂とゴムで構成されており、これらの原料が劣化や摩耗によってマイクロプラスチックを発生させることが問題視されています。
マイクロプラスチックとは、5ミリメートル以下の微細なプラスチックごみの総称です。サイズが小さいため回収が難しく、さらに自然環境では分解されずに半永久的に残り続けます。マイクロプラスチックが海に流出した場合、生態系や環境への悪影響が懸念されるだけでなく、それを取り込んだ海洋生物を人間が食べることで健康被害につながる恐れもあります。
環境省が発表した「令和6年度検討結果 日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計」によると、人工芝から流出するプラスチックごみは、パイル(芝葉部分)で年間約240トン、充填材では約540~2,400トンにのぼると推計。あくまで暫定値ではありますが、人工芝が環境に与える負荷は決して小さくないことが分かります。
参照元:環境省【PDF】(https://www.env.go.jp/content/000320690.pdf)
人工芝に懸念される環境問題を受けて、さまざまなメーカーが環境に配慮した製品を開発しています。取り組みの一部を紹介するため、環境配慮型の製品を選ぶ際にお役立てください。
株式会社ライズコーポレーションでは、イタリアに本社を構えるイタルグリーン社が開発した天然素材の充填材を販売。植物繊維で構成されており、化学物質を含まないため、環境や人体に優しいのが特徴です。日本食品分析センターから人体に害のない製品としての証明も受けています。
また、大手のスポーツメーカーであるミズノ株式会社も、伊藤園と共同で茶殻配合の充填材を開発。茶殻をリサイクルして活用した製品で、表面温度抑制効果があるのが特徴です。
参照元:株式会社ライズコーポレーション(https://www.rsc-corporation.jp/products/geofill)
参照元:ミズノ株式会社(https://sports-facilities.mizuno.jp/sdgs/)
ミズノ株式会社は、独自の特殊捲縮加工を施したパイルを開発。パイルが充填材を覆う構造になっており、ボールバウンドや降雨による充填材の飛散・流出を軽減しているのが特徴です。充填材流出試験を実施した結果、従来の温度抑制機能付き直毛人工芝に比べて、充填材の流出量が70%以上軽減。さらに経年劣化を想定した摩耗試験においても、従来品よりも充填材の流出量が少なくなっていることが実証されています。
参照元:ミズノ株式会社(https://sports-facilities.mizuno.jp/sdgs/)
人工芝メーカーの泉州敷物株式会社では、SDGsの取り組みとして全透水型の人工芝を開発。透水性能の向上を実現したことで、大雨であふれた水が河川や海に流れるオーバーフロー現象を抑制。これにより、気候変動によるゲリラ豪雨対策やマイクロプラスチックの流出抑制といった効果を期待できます。
参照元:泉州敷物株式会社(https://www.ssc-sensyu.co.jp/sdgs/3100/)
人工芝の専門店である人工芝ドットコムでは、オリジナル製品に10年以上の耐UV性を備えた高品質原料を使用しています。紫外線による劣化を抑えることで、交換頻度を減らし、資源の無駄遣いを防止。また、鉛や重金属などの有害物質を含まない設計を徹底しており、化学物質を規制する欧州のREACH規則やRoHS指令の基準にも適合しています。
参照元:人工芝ドットコム(https://jinkou-shiba.com/sdgs/)
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