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用途別の人工芝の素材・構造の違い

人工芝の基本素材

人工芝の素材にはプラスチックが使用されています。プラスチックにもいくつか種類があり、その中でも人工芝の素材として使われているのは主に「ナイロン(ポリミアド)」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」の3つです。

ナイロン(ポリミアド)

ナイロンは天然芝に近い柔らかさを持っており、肌触りの良い素材です。加工もしやすいため、かつては人工芝といえばナイロン製が主流でした。ナイロンは洋服にも使用されるほど柔軟性があり、人工芝の下地の凹凸にもフィットしやすいのが特徴です。現在は人工芝の素材として選ばれることは少なくなっていますが、下地にフィットすることからパターゴルフの人工芝に使用されています。

安価で手に入る一方で、吸水性が高いのでカビが発生しやすく、雨のあたる屋外に設置すると傷んでしまう点に注意が必要です。耐摩耗性は高いため、屋内スポーツ場やインテリアのアクセントといった室内での使用に適しています。

ポリプロピレン

ポリプロピレンは耐久性が高く、硫酸などの危険な化学薬品を取り扱う容器にも使用されている素材です。かなり頑丈な分、人工芝の素材の中では最も硬く、値段も高いといったデメリットがあります。一般家庭用というよりも、テニスコートやサッカー場など耐久性を求められる用途での使用に適しています。

ポリエチレン

人工芝に使用される基本的な素材の中でも、最もバランスに優れているのがポリエチレンです。肌触りが柔らかく、耐久性にも優れているといったナイロンとポリプロピレンの良いところを兼ね備えた素材です。水を弾くのでカビが発生する心配が少なく、紫外線にも強いといったメリットもあります。

耐久性・耐候性に優れているポリエチレンは、屋外での施工に適している素材です。価格もポリプロピレンに比べて安いので、一般家庭の庭やオフィスの屋上緑化などにおすすめです。

芝丈による違い

人工芝の芝丈は、一般的に20mm~70mm程度です。

短い芝丈はすっきりと印象を演出するほか、掃除がしやすいので、ベランダへの施工や屋内のマットとして使用するのに適しています。一方で、長めの芝丈は見た目にリアルさがあり、さらにクッション性にも優れているので庭やドッグラン、子どもの遊び場として人工芝を活用したい場合におすすめです。ただし、長めの芝丈は、ゴミが絡まりやすく、へたりやすいといったデメリットもあります。

芝丈によって見た目の美しさや機能性が変わってくるため、用途や設置場所を考慮して選ぶことが大切です。

密度による違い

人工芝の密度とは、1平方メートル内にある芝の縫い目の数です。密度によって、人工芝の見た目のボリュームや耐久性、クッション性が変わってきます。数の目安は、安い人工芝だと約6,000針/㎡、高密度の人工芝はその倍以上です。密度が低いと芝が倒れやすくなるだけでなく、クッション性も低下します。ただし、密度が高くなるほど価格も高額になるため、用途や予算を考慮しながら検討しましょう。

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