メンテナンスフリーでキレイな芝生の景観を維持できる人工芝。気になるメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
人工芝のメリットは、なんといっても手入れが簡単なこと。水やりや草刈りなどをこまめに行わないといけない天然芝に対し、人工芝はジュースや泥水で汚れても水で洗い流したり、枯れ葉やゴミなどを拾うだけ。ごく普通の管理で、一年中青々とした綺麗な景観を維持することができます。特に最近の人工芝は耐久性や水はけがアップしており、屋外でも長くキレイな状態を楽しませてくれます。
人工芝は製品さえ手に入れれば、DIYで自分でも施工することが可能です。DIYならリーズナブルに施工できる上、日当たりの悪い場所でも、室内やベランダ、駐車場スペースなどの土がない場所でも気軽に芝空間を作ることができます。
ただし、下地が土の場合は要注意。下地処理をしっかり行わないと、すぐに雑草が生えたり、水が溜まって虫や傷みの原因となってしまいます。専門業者なら、不陸や防草シートなどの下地づくりはもちろん、継ぎ目や端の処理まできちんと行い、長く快適な状態を保てるよう施工してくれるので安心です。
デメリットは、費用がかかること。編集チームの調査によると、費用相場は約2,000円~6,000円/1㎡程。ナイロン製の「いかにも人工芝」な青々としたものから、リアルな質感と風合いにこだわったものまで、ピンからキリまでさまざまな製品があります。
天然芝の相場が約500円/㎡であるのに比べると、どうしても負担感は大きいですし、広いお庭や、デザインにこだわりたい場合などはさらに費用がかかってしまいます。このため、DIYで少しでも費用を抑えようとする人も多いようです。
また、季節感を楽しみたい方には、一年中青々とした人工芝の景観は違和感を覚えるかもしれません。他の草木とのバランスなども考慮して、デザインを考える必要があるでしょう。
バーベキューや花火などをお庭で楽しみたい方も要注意。樹脂でできている人工芝は、火気で溶ける、燃えるなどの危険性があるので、防炎機能のついた人工芝を選んだり、バーベキュースペースなどを別に設置するなどの工夫が必要です。
キレイな芝のお庭は憧れですが、天然芝のお手入れは非常に難しく、一歩間違うと荒れ果てて、かえって汚く見えるなど、住まいの印象を損なう可能性があります。共働きのご夫婦や子育てに忙しいご家庭、膝や腰が痛い高齢の方などには、人工芝がおすすめです。
人工芝は初期費用はかかりますが、しっかりした業者に依頼すれば、10年ほどはメンテナンスフリーでキレイな景観を保つことが可能です。TOPページでは、編集部が厳選した人工芝のおすすめ業者をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
※「人工芝 業者」とGoogle検索し、上位表示される26社の人工芝業者を調査し、「雑草なしのキレイな庭にしたい」「庭をオシャレに作り込みたい」「パター用の練習場にしたい」という3つの要望に合う特徴を持ったおすすめの施工業者をセレクトしました。(2021年5月11日時点)