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充填材(珪砂・ゴムチップ)の正しい補充・管理方法

人工芝のふかふかを復活!
充填材(珪砂・ゴムチップ)の正しい補充・管理方法

人工芝の美観を維持するだけでなく、独特のふかふかとしたクッション性を長持ちさせる秘訣が「充填剤」です。人工芝の品質を左右する充填剤の管理方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

充填剤の状態が人工芝の快適性や美観を左右する

ふかふかのクッション性を備えた人工芝は見た目に美しく、歩いていても心地よいものですが、その快適性を支えているキーポイントこそ人工芝の間に敷き詰められている「充填剤」です。

どれほど高価な人工芝を購入しても、充填剤の状態に問題が生じてしまうと十分な性能を発揮できない上、場合によっては人工芝の寿命にも影響するため、日頃から充填剤のチェックもメンテナンスに取り入れていくことが大切です。

充填材の種類と役割

人工芝の充填剤として用いられるものには大きく2つの種類があります。

珪砂(けいさ)

珪砂とは、二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とする人口の砂のような物質です。細かな砂上の珪砂を芝目の間に敷き詰めることで、長い芝目を起き上がらせてふかふかとしたクッション性を再現させます。家庭用から業務用まで広く使用される充填剤です。

ゴムチップ

廃タイヤなどを細かく粉砕して作った充填剤です。衝撃吸収性に優れており、激しい運動などを行うスポーツ競技場などの人工芝に利用されます。

その他

植物繊維を主原料とした充填剤など、珪砂やゴムチップの他にも様々なメーカーが独自の充填剤を販売していることもあります。

充填材が減る・偏る原因

芝目の間へ均一に敷き詰められていた充填剤が何らかの理由で減少したりどこかに偏ってしまったりすると、人工芝の品質や状態が劣化する原因になるため注意が必要です。

人工芝の充填剤の減少や偏りの原因としては、主に以下のようなものが考えられます。

雨水や雪解け水による流出

雨水や雪解け水が流れる際、充填剤も一緒に押し出されることがあるでしょう。

清掃や洗浄による流出

水洗いやブラッシングによって充填剤が押し流されたり、端に偏ったりすることもあります。

人や動物の移動に伴う偏り

人が歩いたりペットが走ったりする影響で、充填剤が移動したり、踏み固められて圧縮されてしまったりすることもあります。

経年劣化

特にゴムチップ製の充填剤は紫外線などの影響で経年劣化が進み、徐々に減少することも要注意です。

補充が必要なサインを見極める

充填剤の補充やメンテナンスを行う時期としては、以下のような状態を目安(サイン)としてください。

なお、上記のような違和感や変化がなくとも、およそ施工から2~3年に1回の頻度で全体のチェックや不足した充填剤の補充などを行うことが理想的です。

充填材の補充手順(4ステップ)

充填剤の部分補充の流れとしては主に以下のようになります。

1.既存の充填剤の整地

まずはデッキブラシやレーキなどを使用して庭全体の整地を行い、偏った充填剤の量を均一にします。場合によってはこれだけで状態が改善することもあるでしょう。

2.補充量(目安量)の計算・購入

定期的なメンテナンスを行っている場合、充填剤の補充量の目安としては「1㎡あたり2~3kg」ほどです。そのため施工面積に対する補充量を算出し、必要量をホームセンターや通販などで購入します。

3.少量ずつ均一に散布

充填剤は全体へ均一にまけるよう、専用の散布機やバケツなどを使って散布した後、デッキブラシなどを使って芝葉の間に敷き詰めていきます。

一度に大量にまくと固まってしまうため、少量ずつを数回に分けて散布し、その都度ブラッシングすることが肝要です。

4.最終ブラッシング

充填剤の補充が完了した後、改めてブラッシングで毛起こしを行い、全体の芝葉を整えます。

管理のポイント:固まりを防ぐ

充填剤は素材や製品によって性質が異なり、特に珪砂は湿気や水分によって「固まりやすい」という点に注意してください。

珪砂が固着したり、塊状になってしまったりすると、クッション性が失われたり、排水性が悪化してカビや雑草の原因になったりする恐れが高まります。

そのため清掃時や毛起こしなどでブラッシングを行う際には、充填剤の塊をほぐして通気性を確保するような意識で行うことがコツとなります。

まとめ

充填剤は美しく快適な人工芝の性能を保つ、まさに縁の下の力持ちのような存在です。そのため日頃から充填剤の状態や品質について意識しておき、違和感を抱いたら早めに対処するようにしてください。また年1~2回の定期メンテナンスを行って、充填剤を含めて全体のチェックをすることも人工芝の状態管理のポイントです。

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